戦えない勇者とその護衛たちが優しい魔王と話して戦争を止める話

後日追記必要


人物おおまかまとめ
職業   :立場   :役割            :種族

        • 勇者陣営

言語学者 :勇者   :交渉・解析・異文化交流   :純人
人国兵 剣:部隊長  :戦闘・交渉・索敵      :獣人(狼人)
    弓:副部隊長 :戦闘・探索・索敵      :亜人(妖精)
傭兵   :傭兵   :戦闘・情報収集・索敵    :亜人(魔族)
浮浪者  :旅人(貴族):情報収集・(魔法使用・交渉):魔人
薬師   :旅人   :治療・健康管理       :獣人(猿人)
妖精   :妖精   :防御・探索・ムードメーカー :宝石獣(守護)

        • 魔王陣営

魔王   :魔国代表 :魔国統治・治安維持・外交・等:魔人
秘書   :代表補佐 :雑用全般・魔王の補佐全般・等:魔人
魔国兵 剣:軍隊長  :王の護衛・警備・戦闘    :魔人
    弓:副軍隊長 :王の護衛・警備・戦闘    :魔人
メイド長 :メイド長 :家事等全般の取仕切り    :魔人

以下世界観設定

        • 魔素

 世界全体、大気中からほぼあらゆる場所に魔素と呼ばれる物質が存在している。空気中に漂う魔素はいわゆるマナであり、体内に取り込まれている魔素はオドである。魔素は酸素のようなもので、生命維持に必要不可欠で、過剰摂取を行えば死に至る場合がある。保有している生物が死ぬと魔素は大気中へ霧散する。そのため、魔素が多い生物ほど死んだ際に残る肉体が少なくなる。あるいは殆ど無くなってしまい、灰のような物しか残らなかったという記憶も存在する。
 一般に山奥や深い森、植物の密生している箇所や岩の裂け目などに大量の魔素が溜まっている事が多い。大量の魔素は時に流れて天候異常などを発生させる。
 以上から魔素を神格化し神として崇める宗教なども多数発生している。宗教に関しては後述する。

        • 生物

 この世の生物は大きく、人・獣・植物・魔物に分類される。
 全ての生物は人の一部を除いて魔素の影響を受けているとされる。様々な形態を取った生物が存在している。これらは生命が受け継がれていく中で環境に適応し進化したとされるものから、魔素の影響や異種交配により生じた種類も存在する。極めて多岐にわたる為、ここでは前述した4種とさらにそれらの代表的な種族に付いて記す。

◆人
 知能を持ち、おおよそ二足歩行をし、種族全体として脳にあたる部分が発達している。一般に群れで行動し、種族関係なく協力行動を取る事が多い。感情や自己の主張などを強く持ち、同種族間で争う場合もある。
 ●純人種
  魔素の影響を受けていない、また受けない極めて特異な種族。人型の基本に限りなく近い形をしている。体毛が薄く、肌の露出を避ける者が多い。魔法が使えない為に多種族から戦闘技能、生存の簡便さなどに劣るが、好奇心と環境対応力に長け、一般に極めて友好的である。商業、学問、工業など物事を観察、考察する分野に才能を見せることが多く、事実それらの職業に就くものが多い。また、好奇心が先立ち吟遊詩人等の旅人となるもの、共調性が買われ軍人となるものなど、多くの職種で歓迎される。また、過去の種族的行動などから他の人族からも友好的に接せられる場合が多い。
  ただ、数がとても少なく、街や村の外で獣や魔物に遭遇して生存する能力を持つ純人種はさらに稀有であるため、基本的に生まれた村で生涯を終える。
  伝説によれば、魔素の影響を受けないことを利用して、植物や一部の魔素耐性の高い獣以外生存不可能とされる高濃度魔素地帯に村を拓き暮らしている純人種も居るという。
 ●亜人
  純人種に近いが、魔素の影響を受けており多種族の特徴が身体に現れている種族。

        • 魔法

 魔素は精神集中や体系化された技術により、特異な現象や事象に変化させたり影響を与えたりすることが可能である。これを魔法と言う。この魔法は一般に魔素を保有していれば誰でも使えるとされる(マナが無くてもオドへ干渉して魔法を発動させる者も稀有ではあるが存在する)。
 魔法は一般に精神集中とマナが必要とされる。ゲームで言うMPは精神力、精神的体力を現す。精神力を使用すると(個体により症状は異なるが)何らかの疲労が生じる。例を上げると、吐血(内蔵機能の損傷:体内の魔素を循環させる器官に異常が起き内臓器官が損傷するとされている)、視界や意識の混濁、幻覚、などである。また、酷使するとHP(肉体的体力)が尽きるのと同様死に至る。