螺針塔と謎の漫画

周囲が町を含めて水没してしまった夢を見ました
 主人公はまず船の中で目覚め、周囲の人達が慌ただしくしているところを眺め、次に窓を覗いてみると自分たちが住んでいた街がまるごと水没しているのに気づきました 主人公はなんか螺針塔とかいう塔の中にできた街に住んでいました
 その塔はうずまき構造で、天高く伸びていましたがその中が全て水没してしまったようなのです 船の中には老若男女様々な人がいました それらは街の人で、主人公はその大半と知り合いでした 船は三階まであり、広場もあるのでかなり広いと考えて良さそうでした 主人公は船の中から出ようと画策します
 船を動かそうといろいろ奔走しましたが、扉を開けることも舵を取ることもできず、そもそも船のエンジンの入れ方もわからずじまいでした 主人公達が途方にくれていると、外に人がいるという声が聞こえました
 どざえもんでもいるのかと思いましたが、扉も水圧のおかげで全く開かなかったのに、さっきまで話していた男女数名が水の中でもがいていました そこで主人公は この船にみんなを連れ込んだのも街が水没したのも何か悪い存在が起こしたことなのではないかと考えるようになりました
 溺れている人がだんだん動かなくなるのと同時に画面が暗転し、主人公はサイクリングをしていました サイクリングの途中でコンビニに寄り、立ち読みをしようとしました 本棚の中で漫画が開いて置いてあり、それぞれページを見られるようになっていました
 どうにも話が飛んだりしているのでなんなんだろうと主人公が考えていると横から その漫画は下にある本の中に全部あるよ と言われ、見てみるとたしかに下の方に本が積んでありました 主人公はそれを読み始めました 横で恰幅の良い眼鏡の少年が 速く行こうぜ などと言っていた気もします
 その漫画は女性が描いた少年漫画みたいな画風を線を細くしキラキラしたトーンを多用して少女漫画仕立てにしたみたいな画風で構成されていました 大体の話は若い女性が狐系の神に見初められてどうのこうのという感じでした ネタがどうあがいてもギャグでした
 その漫画の何がヤバいって明らかにギャグ漫画的な進行なのにツッコミが一切登場せず息をするようにネタが出てくるあたりでした というか変なネタが無いコマが途中の沈黙のコマと背景のみのコマくらいで控えめに見て異様でした なにあれ
 一番記憶に残っているのは狐系の神の神社のお祭りで流鏑馬が開催されたのですが、その矢がヒロインの脳を抉りついでに肩も抉った所です ヒロインは肩を抑えてうずくまります 周りの人もヒロインの肩の心配をします 脳みそが垂れています みんなはヒロインの肩を心配します
 すると狐系の神が現れて「くっ、なんてことだ・・・! 俺が神の力で・・・!」と言い出しヒロインが「ダメよ・・・神の力は皆に平等に与えるべき・・・。それに、流鏑馬によって人が怪我したなんてことが知られたら・・・流鏑馬をした人どころかあなたにも罪が・・・」などと言いました
 その後「うっ、肩が・・・!」と言って倒れたヒロインは病院に担ぎ込まれ精密検査を受けます そこで初めて脳が大いに損傷していることがわかり、ヒロインの脳を増殖させることになりました まずヒロインの脳をスプーンで取り出し、ヒロインの右膝に移植します すると脳が増えて治せると言うのです
 狐系の神が辛坊たまらずヒロインの体(具体的には子宮)に宿って「うおおおお! ◯◯(ヒロインの名前)は俺が守る!」などと叫びました(1ページ使用する大コマ) 次のコマには元気に狐系神似の赤子を抱いたヒロインの姿が 周りの人は大いに喜んで祝福しました ヒロインの脳みそは垂れていました