能力者を管理する施設で暮らす能力者予備軍の非能力者JK

 社会的には能力者が差別されている 能力者を管理している施設では非能力者が差別される JK 施設内では差別されるが能力者の中で生活したために防衛の為全体的な能力、特に能力者に関する自己防衛に長ける とかそんなん JKは能力者が大嫌い ただ将来的には能力者になるかもしれない


 施設の中には能力者になるかもしれない存在が多数収容されており、能力者の不満のはけ口は彼ら施設内の非能力者になる ただ彼らも能力者になりうる要素を持っており、はけ口とされる中で突発的に覚醒し暴走する者がいる JKはそれを見て自分もいつ覚醒するかしれたものではないと恐怖する

 施設の中での差別は黙認される 覚醒に伴う突発的な暴走は恐ろしいが能力者が暴動を企てるより何倍もマシだからだ 施設の中での能力者は能力者予備軍扱いの非能力者を見て差別することで自分たちが最下層の人間ではないと安心する 能力者にとっての天国とは彼らの弁 現状にJKは吐き気がしている

 JKがもしも非能力者で、施設の外の社会の中で暮らしているのだとしたら十分に尊敬される程度の能力は有している しかしJKは能力者予備軍の非能力者である 社会からは能力者予備軍として差別され、施設の中では非能力者として差別される もしも彼女が能力者として覚醒しないと証明されれば

 施設内の非能力者として親しかったおっさんの能力にJKの能力が共鳴し、JKは覚醒する おっさんの能力は味方と判断した他者の能力の向上 この場合の能力は身体能力から能力者と呼ばれる者が持つ特殊な能力まで含める JKが覚醒し現状を理解して一番最初にしたことは自分の頭を壁に打ち付けること

 JKは能力者が嫌いなのでJK自身が能力者となった場合JKは自分を大嫌いになるだろう 唯一と言って良い自負と自尊心の源が消失するために精神状態も悪化の一途を辿ると思われる 能力者となったJKを今まで差別していた能力者たちは彼女を歓迎する なぜなら彼女が非能力者ではないからだ

 たいていの元非能力者はその好意にほだされ、能力者の中で自分の立場を守るために非能力者を差別する JKは歓迎の挨拶に来た能力者をボコボコに殴ってから逃走、非能力者達の元へ戻る しかし非能力者達は恐怖の面持ちでJKを見て、けして近づこうとしない なぜなら彼女が能力者になっているからだ

 これどんな結末になんの?
 JKが能力使って能力者倒しても面白くない気がするし、JKが自殺したら面白くないし、JKが非能力者の中で生活しても面白くない気がするし、JKが非能力者を扇動して能力者に対抗しても多分普通に負けてみんな死んで面白くないだろうし、JKが施設外に出て主張しても社会はびくともしないだろうし

 覚醒して行き場が無くなったJKが孤軍奮闘して能力を一切使わず能力者を倒していき、最後の最後に能力者で一番強い奴に負けそうになった瞬間JKの能力が暴走して一番強い奴と施設の一角を更地にした後、意識が戻ったJKがその状況を目の当たりにして絶望した上で自殺するの?

 がんばれおっさん 彼に全てがかかっているかもしれない

 おっさんが能力を隠して非能力者にまぎれて一緒に差別受けてる能力者だった説

「話のなんかを握ってるのはたぶんおっさんだろうな……」

 おっさんをなんとかしてハッピーエンドになるように頑張りたい ハッピーエンド推奨委員会です
ただこの施設が壊滅したところで外で能力者はどんどん生まれてくる この能力って何なの? 多分魔法的な特殊な事象を起こすことのできるなんかそんなあれなんだろうけど 発生原因は病原菌か潜在的な遺伝か何か?

「「他者の能力の向上」に「能力を押さえつけるorコントロールする何か」は含まれないのかな」

 そういえば各人に能力がひとつとか誰もそんなこと言ってなかったね

 JKの能力は謎 とりあえず破壊的にあれしてこれする能力という印象は持ってる
 JKとおっさんの能力が世界の命運とJKの結末を握ってる
 多分
 ところでこの能力とかいうのは何か基準があって能力の内容決まったりするの? 性格の傾向とかに左右されたりするなら多分おっさんは優しい性格の持ち主なんだろうな多分